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大学生への研修

システム開発を手掛けている「中央コンピューターサービス株式会社」さんが展開している、地域貢献・地域活性化に寄与する体験型教育プログラム「ミチシロカ」が、8月28日から北海道の中標津町で始まりました。

 

これは、大学生らがフィールドワークを通して地域の課題解決などを図る取り組みで、今回のプログラムには70名以上の応募があったそうです。そして、選考を経て、中央大学や関西大学などの大学生と大学院生14名が全国から参加しました。

 

まずはお互いのことをできるだけ理解し、主体的によりよいチームをつくりたいというご意向があり、「チームビルディング」の視点で私に協力してほしいと声をかけていただきました。

 

そこで、よりよいチームに向けては、「リレーションづくり」のために教育カウンセリングの「構成的グループエンカウンター」を、「コミュニケーションの視点」からコーチングの「タイプ分け」を使って、あたたかなふれあいと相互理解を目指した研修を考えました。そして、同社や役場、その他、このプログラムを支える方々にも、学生たちと一緒にエクササイズをしてもらい、楽しく時間となるように工夫を凝らしました。

 

学生さんたちに感想をいただいたので、一部ですがご紹介します。(※ 主催者及び学生さんたちからの了解を得ています)

【エンカウンター】

 ・楽しかったです。一気に仲良くなれた感じがしました。                   (A・M 高知大学)

 ・エンカウンターがあるおかげで、他者理解と共に自己理解が深まりました。        (G・M 敬和学園大学)

 ・まずは、とても楽しかったです。はじめて参加者の皆さんとお会いして、1日たったということで、ある程度仲良くはな 

  りますが、一緒のワークに取り組んで同じことについて考える機会がなかったので、とても有意義な時間となりました。

                                              (F・M 日本大学)

 ・ice‐break activityとして、よくできたと思います。一番最初にリラックスして相手のことを理解してからまじめな仕事に入

  った方がいいです。 ※この学生は外国人です                       (Z・F 琉球大学)

 

【タイプ分け】

 ・自分がどんなタイプの人間に近いのかを知ることができて良かった。営業にいく時など、相手のことをよく知って話をす 

  ることの意味も分かった。                                (M・D 静岡大学)

 ・あてはまることばっかりだった。                             (N・A 高知大学)

 ・タイプ分けをしてみて、他の人のことも知ることができたと思う。              (M・T 高知大学)

 ・人と人が関わる中で、確かになんとなく距離を置きたくなる人や逆にすごく話が合う人がいるなどあと、改めて感じまし

  た。タイプの大まかな種類を知ったので、人付き合いで生まれる悩みが少しスッキリしました。 (F・M 日本大学)

 

【その他】

 ・チームビルディングができました! ありがとうございました。               (T・S 中央大学)

 ・コミュニケーションを気軽に取ることができ、楽しかったです。               (M・M 法政大学)

 ・この度は貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。人とのコミュニケーションをとる時に、今回学んだこ

  とを生かしておきたい。                                 (T・R 関西大学)

 ・今回はありがとうございました。私も、先生のようなエネルギッシュな大人になれるようにしていきたいです。

                                            (S・A 藤田医科大学)

 

今回、初めて大学生を対象に研修の機会をもらいました。感想を読むと、合格点をつけていいのかなと思いました。

何より、「教育カウンセリング」と「コーチング」を併用したのも初めてだったので、これから両者を上手く取り入れた研修で、依頼者のより広範な期待に応えていけるかなとも思いました。