30年間、北海道の公立小中学校において、教諭、教頭、校長として、小中学生の指導や同僚・保護者・関係機関や地域の方との協働を通して、人としての成長や喜び・悩み、そして組織の経営などに向き合ってきました。
教諭のときは、学級経営や部活動指導で、「子どもたちにどんな言葉がやる気を高めるか」「どんな方法だと集団が向上していくか」など、子どもたちの人間的な成長に向けて試行錯誤する毎日を送りました。このようなときにコーチングと出会い、コーチングを活用していく中で「子どもが主体的に考え行動し、大きな成果を出す」ことを何度も経験しました。
管理職のときは、学校運営や学校経営において、「どのようにしたら子どもたちの個性を伸ばし、笑顔で生き生きとする教育ができるのか」「保護者の信頼や関係機関との連携をどのように図ることで、よりよい協力体制がつくれるのか」など、教育の意味やよりよい学校づくりをつねに考えていました。
コーチングを学び始めてから、授業や行事をはじめ、さまざまな場面で使ってみると、子どもたちの確かな成長だけではなく、保護者や関係機関とよりよい協働が図られるなど、その効果を数多く実感しました。
また、いろいろな学校や組織から講師を依頼され、研修会でコーチングの実践的な活用をお伝えする機会を100回以上もいただいてきました。研修後には、「説明が分かりやすい」「実際に使えるスキルを楽しく学べた」「コーチングはいろんなところで役に立つ」などの声が多く聞かれるなど、多くの方に喜んでもらいました。
このようなことから、学校現場で経験してきた育成や経営・協働の手法を十分に発揮しながら、コーチングを使って個人や組織の目標達成や課題克服のサポートを通して、皆さんのお力になりたいという思いを強くもつようになりました。
このたび、国際コーチング連盟の認定資格を取得したことで、皆さんの信頼に応えるコーチングを確実に提供できると考え、コーチ業をはじめました。
「人の喜びが私の喜び」という信念のもと、誠心誠意コーチングをいたします。
◇ 教員現役時には、管内教育研究所の所員・主任・副
所長、町村教育研究所の所長を、計8年間経験。教育
課題に関する研究や組織マネジメントなどの理論研究
と実践を深めた。また、各種研修会や全国研究大会の
企画立案や運営などにも数多く携わってきた。
『論語』や『言志四録』などの東洋思想
渋沢栄一さん、中村天風さん、安岡正篤さん、
松下幸之助さん、稲盛和夫さん