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念願の「安岡正篤記念館」に行って

私淑している安岡正篤師の書籍を読むたびに、一度は「安岡正篤記念館」を訪れたいと思っていました。私にとっては、まさに聖地。この目で観て、空気を吸って、全身で浸ってきたいと、ずっーーと思っていたのですが、今回、東京滞在を1日増やして、念願のその場所に行ってきました!

 

池袋から東武東上線で1時間余り、電車に揺られながら、気持ちもワクワクソワソワと揺られっぱなしです。

武蔵嵐山で電車を降り、歩いて15分ほどすると、入り口のコンクリート塀が見えてきました。

 

敷地に入る前に深々と礼をし、その佇まいを味わいながら進みました。

記念館に入る前に写真を撮り、鼓動の高まるのを感じながらドアを開けました。

 

すると、担当の方が、笑顔で迎えてくださいました。挨拶もそこそこに、すぐに「せっかくだから、ここで写真を撮りましょう」と言ってとってくれたのが、この写真です。

受付で名前を記帳した用紙を見て、「帯広から来たんですか?」とおっしゃったので、“やっぱり、北海道からの訪問者は珍しいのかなぁ~。わざわざ来てくれたんだと思って、喜んでくれたのかな”と思った瞬間、「先日、札幌から40代の女性が来たんですよ」という言葉に、心の中で肩を落としてしまいました。続けて、「その前には、東北から30代の女性の方が来たんですよ」と言ったので、”帯広からなんて、遠いとは言えないんだなあ”と、私の勘違いを恥ずかしく思いました。そして、若い女性が一人で訪れているということに、”どうして、安岡師に関心をもったのだろう?と、興味が湧きました。

 

星野さんが、館内を説明してくださるというので、お言葉に甘えました。安岡師に関連したことから、ご自身の私見や経験などを、詳しくご説明くださいました。ときには、ご自身のプライバシーまで踏み込んだことをお話しされ、星野さんのお人柄をいろいろな意味で感じました。

10時半から13時近くまでの2時間30分ほど、星野さんはほぼお話しされていました。ただ、安岡師に関することは半分ぐら

いで、個人的なことも半分近くありました。

 

行く前は荘厳な雰囲気をイメージしていましたが、帰るときには安岡師と星野さんにとても親近感をもって、記念館を後にしました。